メンズファッションの中でも特に人気の高いストリート系とカジュアル系。この2つのスタイルについて、基礎知識から最新トレンド、おすすめアイテム、コーディネート例まで詳しく解説します。

ストリート系ファッションとは

基礎情報

ストリート系ファッションは、1970年代から80年代のアメリカのヒップホップカルチャーやスケートボードカルチャーから生まれたファッションスタイルです。若者の自由な表現や反骨精神を象徴し、音楽やアートと深く結びついています。

特徴としては、オーバーサイズのシルエット、スニーカー、キャップ、グラフィックTシャツ、パーカーなどのアイテムを取り入れた、カジュアルでありながら個性的なスタイルが挙げられます。SupremeSTÜSSYA BATHING APEOFFWHITEなどのブランドが代表的です。今回は高いブランドものではなく、Amazonで購入できる比較的安い商品を紹介します。

流行している年代

10代後半〜20代前半が最も熱心な層ですが、近年では30代以降でも洗練されたストリートスタイルを楽しむ人が増えています。特にハイブランドとストリートブランドのコラボレーションが増えたことで、幅広い年齢層に受け入れられるようになりました。

Z世代を中心にTikTokやInstagramでの情報発信が盛んで、常に新しいトレンドが生まれています。

おすすめアイテム

オーバーサイズパーカー ストリートスタイルの定番。ロゴやグラフィックが入ったものが人気で、一枚で存在感を出せます。

ワイドパンツ・バギーパンツ 近年のトレンドで、すっきりとしたトップスと合わせてバランスを取るのがポイント。デニムやカーゴパンツが人気です。

ハイテクスニーカー Nike Air MaxやYeezyなど、ボリューム感のあるスニーカーがストリートスタイルの足元を彩ります。

キャップ・ビーニー ヘッドウェアはストリートファッションに欠かせないアイテム。ニューエラのキャップやビーニーで頭元にアクセントを。

グラフィックTシャツ ブランドロゴやアートワークが入ったTシャツは、シンプルなコーデのアクセントに最適です。

MA-1ジャケット ミリタリー由来のボンバージャケットは、ストリートスタイルの定番アウター。グリーンやブラックが人気カラーです。

おすすめコーディネート

コーデ1:オーバーサイズパーカー×スキニーデニム ゆったりとしたパーカーに細身のデニムを合わせて、Yラインシルエットを作ります。足元はハイカットスニーカーでストリート感をプラス。キャップをかぶれば完璧なストリートスタイルの完成です。

コーデ2:グラフィックTシャツ×ワイドパンツ インパクトのあるグラフィックTシャツをメインに、ワイドパンツでリラックス感を演出。スニーカーはシンプルなものを選んで全体のバランスを取ります。

コーデ3:MA-1ジャケット×無地Tシャツ×ブラックスキニー 定番のMA-1にシンプルな白Tシャツ、黒スキニーを合わせたモノトーンコーデ。カラフルなスニーカーで差し色を入れると、こなれ感が出ます。

コーデ4:レイヤードスタイル ロング丈のTシャツの上にショート丈のパーカーを重ね、ワイドパンツを合わせる。レイヤードすることで奥行きのあるスタイルになります。

カジュアル系ファッションとは

基礎情報

カジュアル系ファッションは、日常生活で気軽に着られるリラックスしたスタイルの総称です。フォーマルな場面以外のほとんどのシーンで活躍する、最も汎用性の高いファッションスタイルといえます。

清潔感があり、シンプルで着回しが効くアイテムを中心に構成されるのが特徴。デニム、チノパン、シャツ、スニーカーなどのベーシックアイテムが基本となります。ユニクロ、GU、無印良品などのファストファッションから、ラルフローレン、トミーヒルフィガーなどのアメリカンカジュアルブランドまで幅広い選択肢があります。

流行している年代

20代から40代まで幅広い年齢層に支持されています。特に社会人になってからファッションに目覚める人も多く、30代以降で洗練されたカジュアルスタイルを楽しむ人が増えています。

年齢を重ねるごとに、量より質を重視する傾向があり、ベーシックで長く着られるアイテムへの投資が増える傾向にあります。

おすすめアイテム

白無地Tシャツ カジュアルスタイルの最重要アイテム。一枚で着ても、インナーとしても使える万能アイテムです。

デニムジャケット 春秋の定番アウター。インディゴブルーの色落ちを楽しめ、経年変化が魅力です。

チノパン デニムと並ぶカジュアルパンツの定番。ベージュやネイビー、オリーブなどのカラーがあると着回しが効きます。

オックスフォードシャツ きれいめカジュアルの必須アイテム。ボタンダウンの白シャツは一枚あると重宝します。

スニーカー(白・黒) コンバースのオールスター、アディダスのスタンスミスなど、シンプルなデザインのスニーカーはどんなコーデにも合います。

ニット・カーディガン 秋冬のレイヤードに欠かせないアイテム。ネイビーやグレーなど、ベーシックカラーが使いやすいです。

おすすめコーディネート

コーデ1:白Tシャツ×デニム×白スニーカー カジュアルの王道コーデ。シンプルながら清潔感があり、どんなシーンにも対応できます。腕時計やレザーブレスレットでアクセントを加えると◎。

コーデ2:オックスフォードシャツ×チノパン×レザースニーカー きれいめカジュアルの定番スタイル。シャツをタックインしてベルトを見せると、より洗練された印象になります。デートやちょっとしたお出かけにぴったり。

コーデ3:デニムジャケット×白Tシャツ×黒スキニー アメリカンカジュアルの定番。デニムオンデニムを避けるために、ボトムスは黒を選ぶのがポイント。スニーカーは白か黒でまとめましょう。

コーデ4:カーディガン×シャツ×チノパン 秋冬のきれいめカジュアル。カーディガンの下にシャツを重ねることで、知的で落ち着いた印象に。ビジネスカジュアルにも応用できます。

コーデ5:パーカー×デニム×キャンバススニーカー リラックスした休日コーデ。グレーのパーカーにブルーデニム、白のコンバースを合わせれば、爽やかで親しみやすい雰囲気になります。

ストリート系とカジュアル系の違い

ストリート系は個性を前面に出し、トレンドやブランドへのこだわりが強いスタイル。音楽やアートとの結びつきが強く、自己表現の要素が大きいです。

カジュアル系は万人に好まれる着やすさと、TPOに合わせた柔軟性が特徴。ベーシックなアイテムを中心に、清潔感と親しみやすさを重視します。

どちらのスタイルも、自分に合ったサイズ感を見つけ、清潔に保つことが大切です。

スタイル別:まず揃えるべき5アイテム

ストリート系を始めるなら

  1. オーバーサイズパーカー
  2. ワイドデニムパンツ
  3. ハイテクスニーカー
  4. ビーニー
  5. グラフィックTシャツ
  6. MA-1ジャケット

カジュアル系を始めるなら

  1. 白無地Tシャツ
  2. デニムジャケット
  3. チノパン
  4. オックスフォードシャツ
  5. スニーカー
  6. ニットカーディガン

まとめ

ストリート系とカジュアル系、どちらのスタイルも現代のメンズファッションには欠かせない存在です。自分の年齢やライフスタイル、好みに合わせて、どちらかを極めるもよし、両方のエッセンスをミックスするもよし。

大切なのは、自分が心地よく、自信を持って着られるスタイルを見つけること。まずは基本のアイテムから揃えて、少しずつ自分らしいファッションを楽しんでいきましょう。